複合文化論系演習(日本人とキリスト教)
基本情報
- 科目名
- 複合文化論系演習(日本人とキリスト教)
- 副題
- 日本人の宗教意識とその文化
- プログラム
- 感性文化
- 授業タイプ
- 演習
- 担当教員
- 宮崎文典
- 曜日
- 火曜日
- 時限
- 2時限
- 教室
- 32-322-1
- 授業シラバス
- [シラバスへのリンク]
授業概要
日本にカトリシズムが伝わった16世紀以来、500年近くが経過しつつあるにもかかわらず、日本人におけるキリスト教徒の比率は、必ずしも大きいとはいえません。文学、芸術、思想、学問への影響は計り知れないものがあるとはいえ、日常的なレベルでは、その影響はあまり見られません。
しかしながら他方で、日本人は、明治期、大正期、第二次世界大戦後のそれぞれの時期に西欧の文化・教育・社会・法律・経済システムを大幅に受け入れてきました。いうまでもなく西欧的なシステムの根本には、キリスト教的な人間観が潜んでいます。とするならば、日本人は、制度は受け入れても、思想的な基盤は受け入れなかった、という仮説も成り立ちます。
またこの間に、たくさんの新宗教、あるいは新新宗教が生まれ、日本人の考え方に大きな影響を与えてきましたし、仏教や神道も近代化の中で、そのシステムや社会とのかかわりを徐々に変えているといえます。そこには西欧的なシステムの構造が大きな影響力を持っているように思われます。
本演習においては、キリスト教が日本人にどのように受け入れられてきたかという観点から日本の文化・社会・制度の傾向性とあり方を検討し、かつ現代日本人の宗教意識について考察を試みます。
神道や仏教とキリスト教との関係、芸術や文化とキリスト教との関係、社会制度や経済システムとキリスト教との関係等、切り口は多様ですが、日本というローカルな地域におけるキリスト教の受容と変容の問題をテーマとしていきます。とはいえ、「日本文化」という固定的な観点が問題であるのではなく、絶えず変容する文化の構造とグローバル化という観点から、次の世代がさまざまな宗教に対してどのような態度をとるべきか、という問いかけを前提とします。なお個別のテーマに関しては、履修者と話し合って決めていきます。
しかしながら他方で、日本人は、明治期、大正期、第二次世界大戦後のそれぞれの時期に西欧の文化・教育・社会・法律・経済システムを大幅に受け入れてきました。いうまでもなく西欧的なシステムの根本には、キリスト教的な人間観が潜んでいます。とするならば、日本人は、制度は受け入れても、思想的な基盤は受け入れなかった、という仮説も成り立ちます。
またこの間に、たくさんの新宗教、あるいは新新宗教が生まれ、日本人の考え方に大きな影響を与えてきましたし、仏教や神道も近代化の中で、そのシステムや社会とのかかわりを徐々に変えているといえます。そこには西欧的なシステムの構造が大きな影響力を持っているように思われます。
本演習においては、キリスト教が日本人にどのように受け入れられてきたかという観点から日本の文化・社会・制度の傾向性とあり方を検討し、かつ現代日本人の宗教意識について考察を試みます。
神道や仏教とキリスト教との関係、芸術や文化とキリスト教との関係、社会制度や経済システムとキリスト教との関係等、切り口は多様ですが、日本というローカルな地域におけるキリスト教の受容と変容の問題をテーマとしていきます。とはいえ、「日本文化」という固定的な観点が問題であるのではなく、絶えず変容する文化の構造とグローバル化という観点から、次の世代がさまざまな宗教に対してどのような態度をとるべきか、という問いかけを前提とします。なお個別のテーマに関しては、履修者と話し合って決めていきます。
授業計画
1: 第1回オリエンテーション(本講義の目的と概要)
2: 第2回
3: 第3回
4: 第4回
5: 第5回
6: 第6回
7: 第7回
8: 第8回
9: 第9回
10: 第10回
11: 第11回
12: 第12回
13: 第13回
14: 第14回
15: 第15回 まとめ
2: 第2回
3: 第3回
4: 第4回
5: 第5回
6: 第6回
7: 第7回
8: 第8回
9: 第9回
10: 第10回
11: 第11回
12: 第12回
13: 第13回
14: 第14回
15: 第15回 まとめ