複合文化論系演習(承認と信頼)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(承認と信頼)
プログラム
感性文化
授業タイプ
演習
担当教員
宮崎文典
曜日
火曜日
時限
3時限
教室
33-434
授業シラバス
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授業概要

 ブランドを追い求める時代は終わったのでしょうか?
 私たちの時代は、もうすでに1世紀の間ほど貨幣価値を伴うモノによって自分を作り上げることを運命づけられてきました。人間を覆いつくすモノの外皮は、いやというほど心をこわばらせ、見えにくくしてきました。その結果、人間の関係性は、もはや何ものでもなかったかのように経済的従属性でもって理解されるようになったといえます。
 本演習においては、これらの点をふまえ、何を買うかが何者であるかをしめす徴表となっている今日の社会が、人間の心と社会の現実を健全に維持するためにどれほどのコスト負担を強いているかについて検討していきます。そしてこれらの検討を通じて、今後の社会システムのありようについて考える一助としたいと思います。
 まずは、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジネント』を読んだら』を読んでいただいたうえで、そこに見られる今日の問題を議論します。
 そのうえで、社会的な人間が、どのような仕方で最もその社会性を発揮しうるのかということを考えていきます。
 さらに、承認、信頼、シェア、コミュニティといった私たちの日常にとって重要であり、且つ私たちの将来の鍵となる概念について、デューイ、パットナム、ホネットなどのさまざまな思想家のテクストやTwitter,Facebookなど、今日の人間的な世界の関係性を特徴づけるシステムを実例として検討します。

授業計画

1: 第1回:オリエンテーション(本講義の目的と概要)


2: 第2回:日本銀行券の基礎は信頼


3: 第3回:チームプレイとは?


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