現代の国際法

基本情報

科目名
現代の国際法
副題
国際社会の法構造―基礎編
授業タイプ
講義科目
担当教員
萬歳寛之
曜日
木曜日
時限
4時限
教室
36-581
授業シラバス
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授業概要

 本講義では、国際社会の法である「国際法」の基礎の理解に重点をおく。日々のニュース報道からも明らかなように、今日の私たちの生活は、国際社会との密接な関わりを持っており、その意味で国際社会を規律する「国際法」は私たちの生活に身近な法になってきているのである。授業では、各回のテーマに関連のある時事問題を用いながら、わかりやすく国際法の基礎を解説していきたい。

授業計画

1: 第1回 ガイダンス
本講義の目的と概要について説明します。

2: 第2回 国際社会と国内社会
国際法の特徴と歴史を振り返りながら、国内法・国内社会との違いを講義します。

3: 第3回 国際法の法源I
国際法の存在形式について講義します。第3回は条約を主に取り上げます。

4: 第4回 国際法の法源II
国際法の存在形式について講義します。第4回は、国際社会の一般法である慣習法を取り上げます。

5: 第5回 国際法と国内法の関係
国際法の国内実施について講義します。

6: 第6回 条約法I
条約の締結と解釈等について講義します。

7: 第7回 条約法II
条約の無効・終了等について講義します。

8: 第8回 国際法の主体I:国家
国際法における国家とは何かについて講義します。

9: 第9回 国際法の主体II:国際機構
国際連合やEUなどを取り上げて、国際法における国際機構とは何かについて講義します。

10: 第10回 国際法の主体III:個人
個人の戦争責任などを取り上げて、国際法における個人の地位について講義します。

11: 第11回 国家承認
北朝鮮の問題などを取り上げて、国家間の交流の開始手続について講義します。

12: 第12回 国家承継
ソ連崩壊などを取り上げて、新国家が誕生した際の、新国家と旧国家の関係について講義します。

13: 第13回 国家の基本的権利・義務
主権・武力不行使原則・内政不干渉義務といった国際法の基本原則について講義します。

14: 第14回 外交・領事特権・主権免除
大使館・領事館などの外国公館の地位について講義します。

15: 第15回 理解度の確認
期末試験