芸術と社会

基本情報

科目名
芸術と社会
副題
都市と美術
プログラム
異文化接触
授業タイプ
講義科目
担当教員
坂上桂子、清水敏男
曜日
火曜日
時限
3時限
教室
36-382(AV教室2)
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

 美術と社会の接点を、都市を切り口に見ていきます。とくに、パリ、ニューヨークを中心とし、都市の特徴と成立の歴史を捉えたうえで、芸術、とりわけ美術が人びとの生活のなかでどのようにかかわり、生活を豊かにしてきたかのかについて考察します。そこでは、都市計画、土木、建築、美術コレクション、美術館がおもなテーマとなります。現代のダイナミックな芸術と社会との関係を知るには、現在、それぞれの都市がいかなる美術館、パブリックアートを有し、芸術と人びとを結びつけようとしているかを見る必要があります。また、そのほかのヨーロッパの都市やアジアにおける諸都市の試み、東京についても、その都度比較検討する予定です。

授業計画

1: 第1回 オリエンテーション
本講義の概要について説明します。

2: 第2回 パリ 1
パリの都市計画と都市の概要についてみます。

3: 第3回 パリ 2
パリにおけるライフスタイルと都市の形成について考えます。

4: 第4回 パリ 3
ルーヴル美術館などの成立とコレクションについてみます。

5: 第5回 パリ 4
万国博覧会と都市計画との関連を見ていきます。

6: 第6回 パリ 5
オルセー美術館の成立についてみます。

7: 第7回 パリ 6
パリにおけるアートと地域の特徴についてみていきます。

8: 第8回 ニューヨーク 1
都市としてのニューヨークがどのようなものか概観します。

9: 第9回 ニューヨーク 2
メトロポリタン美術館の成立とコレクションについてみます。

10: 第10回 ニューヨーク 3
MOMA、グッゲンハイムの建築およびコレクションについてみていきます。

11: 第11回 ニューヨーク 4
アールデコなど、ニューヨークの特徴的デザインを建築や街並みに見出します。

12: 第12回 現代都市と美術の諸問題 1
現代社会における都市の問題をそのとき話題のトピックに応じ見ていきます。

13: 第13回 現代都市と美術の諸問題 2
現代社会における都市の問題をそのとき話題のトピックに応じ見ていきます。

14: 第14回 現代都市と美術の諸問題 3
東京など、アジアの年の美術環境について概観します。

15: 第15回 まとめ
確認のためのテストを行い、全体を振り返りまとめます。