複合文化論系演習(物質文化論)
基本情報
- 科目名
- 複合文化論系演習(物質文化論)
- プログラム
- 感性文化
- 授業タイプ
- 演習
- 担当教員
- 河合望
- 曜日
- 水曜日
- 時限
- 6時限
- 教室
- 31-201
- 授業シラバス
- [シラバスへのリンク]
授業概要
人類は生物としての身体能力を見るならば、自然界の中ではきわめて弱い存在である。その弱い人類が地球上で繁栄することができたのは、他の生物よりもよりよく周囲の環境に適応した結果と言えるだろう。ただし、その適応は身体を適応させるだけではなく、さまざまな「道具」を生み出したところに因るところが大きい。地球上の多様な自然環境下で適応のために生み出された「道具」は物質文化として人類の普遍性と多様性を物語る貴重な財産である。しかし、グローバリゼーションの進行に伴い、今や世界中で同じファーストフードが食され、老若男女もジーンズを穿き、日本発のアニメ番組を見ている。こうした事態は一概に是非を問うことはできないが、人類の歴史的所産である物質文化、特にその多様性という部分が急速に失われつつあることを意味しているのも事実である。そこで、本演習では、さまざまな自然環境下で発達した物質文化の比較研究を通じて、人類、あるいは人類社会の普遍性と多様性について理解を深めることを目指す。
授業計画
本演習では、世界の自然環境の違う地域社会における「衣・食・住」をはじめとした生活に直結する物質文化を対象に受講生各自によるテーマ設定のもと、研究報告、および参加者全員による討議をおこなうが、授業の進行は次のように予定している。
(1)オリエンテーション
(2)自然環境と人類の技術についての解説
(3)テーマ設定と分担について
(4)―(15)研究報告と討議
(1)オリエンテーション
(2)自然環境と人類の技術についての解説
(3)テーマ設定と分担について
(4)―(15)研究報告と討議