文化人類学の最前線2

基本情報

科目名
文化人類学の最前線2
副題
東南アジアの環境と人間社会
プログラム
文化人類学
授業タイプ
講義科目
担当教員
糸林誉史、西村正雄、黒崎岳大、三浦恵子、森本豊富
曜日
土曜日
時限
2時限
教室
36-681
授業シラバス
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授業概要

 本講義は、環境と人間社会の相関関係を、主に東南アジア社会の事例を取り上げて、人類学的観点から総合的に学んでゆく。まず、東南アジア地域の異なる環境で生活するさまざまな人々の暮らしについて紹介する。次に、第2回から第5回までは、それぞれの異なった環境における民族社会の環境順応と生存戦略について考察する。第6回から第8回までと第12回は、環境が人間社会へ及ぼす現象や実践面での影響について考察する。第9回から第11回までと第13回から第15回までは、人間の活動や政策が環境に与える影響と、環境変化が人間社会に投げかけるさまざまな問題について歴史的観点を踏まえて考察する。第12回は、東南アジアにおける環境と食文化について各グループがそれぞれ1つの社会の例を挙げて発表する。

授業計画

 [第1回]東南アジアの環境と人間社会
 [第2回]熱帯雨林と狩猟採集民
 [第3回]焼畑農耕民と環境
 [第4回]水稲農耕民と環境
 [第5回]海洋民族と環境
 [第6回]環境、宇宙観、信仰、儀礼
 [第7回]環境と伝統医療
 [第8回]環境と死生観
 [第9回]植民地時代の環境と人間社会の変容
 [第10回]戦争がもたらす環境と人間社会へのインパクト
 [第11回]社会経済環境とセックス産業
 [第12回]環境と食文化(グループ発表)
 [第13回]開発と環境
 [第14回]環境、文化遺産保護と観光開発
 [第15回]都市環境と人間社会