複合文化論系演習(民族文化論)
基本情報
- 科目名
- 複合文化論系演習(民族文化論)
- 副題
- 中東・北アフリカの民族と文化
- プログラム
- 文化人類学
- 授業タイプ
- 演習
- 担当教員
- 河合望
- 曜日
- 水曜日
- 時限
- 6時限
- 教室
- 31-201
- 授業シラバス
- [シラバスへのリンク]
授業概要
中東・北アフリカは、古来より民族、文化、国家の十字路にあって、人、モノ、情報が行き交う土地として発展してきました。また、この地域はユダヤ教、キリスト教、イスラム教やゾロアスター教などの印欧系の宗教の発祥地でもあり、民族の枠組みと特定の宗教を信仰する宗教集団、宗教共同体の枠組みとの間に密接な関係があります。この地域の民族は、たとえば、アラブ人のようにイスラム教の拡大にともなって先住民族を同化させた例や、エジプトのコプト教徒のように言語的・文化的にアラブとの同化が進み古代エジプト人としての内実が失われながらも、宗教の紐帯により集団のアイデンティティを保ち続ける集団、ユダヤ人のように固有の土地や言語を失い、ディアスポラの状態が長く続いていたにも関わらず、特定の言語で書かれた聖典や信仰によって集団としてのアイデンティティを保ったために奇跡的に帰還し、言語の復興を成し遂げた集団もいます。また、当該地域の民族の多くは砂漠という厳しい自然環境の中で生活を営んできており、砂漠での生活の知恵についても扱っていきます。
本授業では、受講者のプレゼンテーションとディスカッションを経て、最終的にレポートとしてまとめるという形態をとり、中東・北アフリカ地域の民族と文化について様々な角度から考察していきます。
本授業では、受講者のプレゼンテーションとディスカッションを経て、最終的にレポートとしてまとめるという形態をとり、中東・北アフリカ地域の民族と文化について様々な角度から考察していきます。
授業計画
第1回 オリエンテーション:授業のねらいと進め方第2回 中東・北アフリカの地理・歴史概説 講義
第3回 中東・北アフリカ地域の民族・宗教・文化概説 講義
第4回〜15回 受講者の発表と討議
第3回 中東・北アフリカ地域の民族・宗教・文化概説 講義
第4回〜15回 受講者の発表と討議