文化人類学の最前線2

基本情報

科目名
文化人類学の最前線2
副題
多様なトピックス
プログラム
文化人類学
授業タイプ
講義科目
担当教員
糸林誉史、西村正雄、小田島理絵、黒崎岳大、森本豊富
曜日
土曜日
時限
2時限
教室
36-581
授業シラバス
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授業概要

 文化人類学は、人間を総合的に扱う学問として知られる。文化人類学の発達の中で、従来研究の対象としてきたのが、いわゆる辺境と呼ばれる地域に存在する、比較的規模の小さい社会であった。
 しかし、世界システムが急速に拡大し、グローバリゼーションがいたるところで唱えられている今、文化の境界が極めて不明確となってきている。こうした状況の中で、2つの大きな傾向が見られる。一つは、文化人類学の終焉を唱えるグループであり、他は、文化人類学が過去自ら培ってきた知識と研究方法を、積極的に「現代の文化現象」の分析と解釈に応用してゆこうというグループである。
 本科目では、この後者に重点を置きながら、授業の目的を、文化人類学という学問が、今どのような状況に置かれているのかを示し、それぞれの細分野での最新の研究成果を分かりやすく解説してゆき、その上で文化人類学が、私たち人間が考えてゆくべき方向性について、どのような問題提起を行なっているのか、それに対して自らどのような答えを導き出そうとしているのか、示すことを目的としている。
 授業では、現代世界を文化人類学がどのように見て、分析しているのか、どのような点に着目しなければならないのか、そしてもしそれの問題を分析してゆくとしたらどのようなアプローチがあるのか、理論と方法論を見ながら、それぞれ具体的な個別のトピックを論じてゆく。

授業計画

 第1週(9月27日)  授業を始めるにあたって 西村 正雄
 第2週(10月4日)  カルチュラル・ランドスケープ研究の最前線1  西村 正雄
 第3週(10月11日) カルチュラル・ランドスケープ研究の最前線1 西村 正雄
 第4週(10月18日) 文化政策研究の最前線1 黒崎 岳大
 第5週(10月25日) 文化政策研究の最前線2 黒崎 岳大
 第6週(11月8日)  文化政策研究の最前線3  黒崎 岳大
 第7週(11月15日) コミュニティ研究の最前線1 糸林 誉史
 第8週(11月22日) コミュニティ研究の最前線2 糸林 誉史
 第9週(11月29日) コミュニティ研究の最前線3 糸林 誉史
 第10週(12月6日) 収集と展示の人類学的研究の最前線1 小田島 理絵
 第11週(12月13日) 収集と展示の人類学的研究の最前線2 小田島 理絵
 第12週(12月20日) 収集と展示の人類学的研究の最前線3 小田島 理絵
 第13週(1月10日)  移民研究の最前線1 森本 豊富
 第14週(1月17日)  移民研究の最前線2 森本 豊富
 第15週(1月31日)  移民研究の最前線3 森本 豊富