ことばと社会

基本情報

科目名
ことばと社会
プログラム
言語文化
授業タイプ
講義科目
担当教員
吉田健二
曜日
木曜日
時限
3時限
教室
34-452
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

 この授業ではタイトルどおり,ことばと社会との関係を考えます.前半10回の授業では,社会言語学(Sociolinguistics)とよばれる分野の重要な問題点を取り上げて検討します.教科書(1)はこの分野の代表的研究を要約・解説したもので,受講者が原論文に当たって報告し,授業計画に挙げた問題点等について議論します.授業計画の(4,-5, 10)等の数字は,教科書(1)の項目番号です.後半5回は,教科書(2)などを材料に,Globalizationの時代における言語の統一化・標準化,英語の世界共通語化(多様化)の可能性等について検討します.

授業計画

1: 第1回
言語・方言の「境界」の意味(4-5, 10, 53, 57)

2: 第2回
話し手の属性とことば(7-8, 27, 69)

3: 第3回
人間関係とことばの選択(9, 16, 18, 20)

4: 第4回
場面・目的とことばの選択(17, 19, 21, 24)

5: 第5回
アイデンティティとことばの選択(29, 37, 39, 42, 71)

6: 第6回
ことばの変化:地理的展開(43-46)

7: 第7回
ことばの変化:時間的展開(50-56)

8: 第8回
ことばの接触で生じること(38, 40-41, 47-48)

9: 第9回
言語の標準化とその影響(66-68, 84-87)

10: 第10回
多言語社会と多言語使用(73, 80)

11: 第11回
英語学習熱と英語の世界共通語化

12: 第12回
英語は世界共通語になるか

13: 第13回
英語の多様化傾向:インドの英語 / シンガポールの英語…

14: 第14回
スペイン語/中国語/アラビア語等のGlobalization

15: 第15回
Globalization時代の日本語と「日本人の言語」