複合文化論系演習(前近代複合社会とエスニシティ)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(前近代複合社会とエスニシティ)
副題
エスニシティを遡る
プログラム
異文化接触
授業タイプ
演習
担当教員
柳澤明
曜日
月曜日
時限
2時限
教室
31-310
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

エスニシティ(ethnicity)あるいはエスニック・グループ(ethnic group)という言葉は、ふつう国家を構成するネイション(nation/国民)の下位概念として扱われるが、多くの国では、国民としての統合とエスニシティとが必ずしも一致せず、しばしば問題を引き起こしている。このような状況が生ずる原因を理解するためには、歴史を遡る必要がある。この演習では、さまざまなエスニック・グループの起源を遡り、近代国家の形成過程におけるエスニックなまとまりと国民統合との相互関係を探求したい。具体的には、受講者が自身の関心に応じて特定のエスニック・グループ(またはネイション)を選定し、その集団としてのまとまりが、どのような歴史的過程の中で形成され変遷してきたかについて、調べて発表する方式をとる。

授業計画

1:
第1回:オリエンテーション
授業のねらいと進め方の説明
2:
第2回:導入講義1
エスニシティとは何か
3:
第3回:発表日程調整
発表テーマの集約と日程調整、参考文献紹介
4:
第4回:導入講義2
「エスニシティを遡る」ことの意味
5:
第5回:導入講義3
前近代の「帝国」と民族①─中国(清朝)の例
6:
第6回:導入講義4
前近代の「帝国」と民族②─ロシアの例
7:
第7回:学生発表1
学生の発表と討論
8:
第8回:学生発表2
学生の発表と討論
9:
第9回:学生発表3
学生の発表と討論
10:
第10回:学生発表4
学生の発表と討論
11:
第11回:学生発表5
学生の発表と討論
12:
第12回:学生発表6
学生の発表と討論
13:
第13回:学生発表7
学生の発表と討論
14:
第14回:学生発表8
学生発表と討論
15:
第15回:総括
総括討論とまとめ
参考文献